「楽天市場で広告を出したいけど、種類が多くて違いがわからない」「どの広告から始めればいいの?」「費用はいくらかかるの?」——楽天市場の広告は6種類あり、それぞれ課金方式・費用・ターゲティング方法が異なるため、初めての方には選ぶのが難しく感じられます。
結論から言えば、初心者はRPP広告(月5,000円〜)から始めるべきです。クリック課金で無駄が少なく、検索結果の上位に商品を表示できるため、最も費用対効果が高い広告です。
本記事では、楽天市場の広告6種類それぞれの特徴・費用・課金方式を比較表付きで解説し、「どの広告を、いくらで、どの順番で始めるか」を明確にします。
📑 目次
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まず全体像を把握しましょう。楽天市場の広告は大きく3カテゴリ・6種類に分かれます。
楽天市場外への拡張(EXP)は2023〜2024年にリリースされた比較的新しい機能で、楽天市場だけでは届かないユーザーにリーチできます。
楽天広告の中で最も基本的で、最初に始めるべき広告です。RPP広告の基本については楽天RPP広告の仕組みと初心者向け運用方法でも詳しく解説しています。
お客様が楽天市場で検索したキーワードに連動して、検索結果の上位に商品を表示するリスティング広告です。Googleのリスティング広告やAmazonのスポンサープロダクト広告と同じ仕組みで、クリックされた時だけ費用が発生します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 最低月予算 | 5,000円 |
| 商品CPC | 10円〜(全キーワード対象。上限10,000円) |
| キーワード指定CPC | 40円〜(特定キーワードに個別入札) |
楽天のAIが10円〜上限値の間で自動最適化してくれるため、初心者でも効率的に運用できます。
2種類の入札方法があります。
初心者は商品CPCから始めて、データが溜まったら効果の高いキーワードにキーワード指定CPCを設定する流れがおすすめです。
RPP広告の詳しい運用方法はRPP広告のアルゴリズムと表示ロジック解説の記事で解説しています。
売上が発生した時だけ費用がかかる完全成果報酬型の広告です。リスクゼロで始められます。
RMSに登録された商品の中から、楽天のアルゴリズムが自動で広告を配信します。広告経由で売上が発生した場合のみ、売上の20%が広告費として課金されます。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定費 | 0円 |
| 広告費 | 売上の20%(売上発生時のみ) |
| ROAS | 構造的に500%保証(1÷0.2=5倍) |
売上が発生しなければ費用は一切かかりません。ROAS 500%が構造的に保証されているため、「広告で赤字になる」リスクがありません。
クーポン付きの広告を、購買意欲の高いユーザーに自動配信する広告です。楽天スーパーSALE・お買い物マラソンの攻略記事でも、クーポンアドバンスの効果的な活用法を紹介しています。
楽天の購買データ・閲覧データに基づき、興味がありそうなユーザーに自動でクーポン付き広告を表示します。お客様にとっては「自分だけに届いたお得なクーポン」に見えるため、転換率が高いのが特徴です。
2つのコストが発生します。
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| クーポン獲得費用(CPC) | 25円〜1,000円/クリック(入札制) |
| クーポン値引き負担 | 商品価格の4%〜(店舗が設定) |
| 最低月予算 | 5,000円 |
クーポン値引き分はクーポンが使用されて購入が成立した場合のみ発生します。
楽天の豊富な会員データを活用して、特定のユーザーにバナー広告を表示する広告です。
楽天は国内最大級のEC会員データを保有しています。TDA広告では、このデータを使って「30代女性・美容商品を頻繁に購入」などの詳細なセグメントを設定してバナー広告を配信できます。
| セグメント | 設定例 |
|---|---|
| デモグラフィック | 性別、年齢、居住エリア |
| 閲覧履歴 | 特定ジャンルの商品を閲覧したユーザー |
| 購入履歴 | 特定ジャンルの商品を購入したユーザー |
| 購入回数 | リピーター or 新規 |
| 会員ランク | ダイヤモンド・プラチナ等 |
| 自店舗来訪 | 自店舗を訪れたことがあるユーザー |
| インタレスト | 興味関心カテゴリ |
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 最低月予算 | 50,000円 |
| 課金方式 | vCPM(バナーの50%以上が1秒以上表示で課金) |
| 基準単価 | 0.75円/vimp(0.05円刻みで入札強化可能) |
売上直結ならRPP、ブランド認知・新規獲得ならTDAです。
RPP広告を楽天市場の外(Google検索結果)にも配信する機能です。2024年5月リリース。
楽天のデータとAIを活用し、Google検索結果の「ショッピング」タブや「画像」タブに楽天市場の商品広告を表示します。配信面・日時・ユーザーに応じてCPCや予算配分を自動最適化します。
RPP-EXP広告の詳しい解説はRPP-EXP広告でGoogle検索から新規顧客を獲得する方法の記事をご参照ください。
TDA広告をFacebook・Instagramにも配信する機能です。2023年11月リリース。
RMSに登録された商品画像・コピーからクリエイティブを自動生成し、Meta社のFacebook・Instagramに配信します。バナー画像を自作する必要がありません。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 最低月予算 | 50,000円 |
| 配信単価 | 0.75円〜10.00円/表示 |
| 日次予算(クリック重視) | 3,000円/日〜 |
| 日次予算(ROAS重視) | 6,000円/日〜 |
| 月予算 | おすすめ広告 | 理由 |
|---|---|---|
| 5,000円〜 | RPP広告のみ | 最低予算で始められ、最も費用対効果が高い |
| 1〜3万円 | RPP + CPA | RPPで主力商品を露出し、CPAでリスクゼロの追加配信 |
| 3〜5万円 | RPP + CPA + クーポンアドバンス | クーポンで転換率UP |
| 5〜10万円 | RPP + CPA + クーポン + TDA | TDAで認知拡大もカバー |
| 10万円〜 | 全種類 | RPP-EXP・TDA-EXPで楽天外にもリーチ |
| 広告 | 金額 | 配分 | 役割 |
|---|---|---|---|
| RPP広告 | 20,000円 | 67% | 検索上位表示でクリック獲得 |
| CPA広告 | 0円(成果発生時のみ) | 0% | リスクゼロの補完配信 |
| クーポンアドバンス | 10,000円 | 33% | クーポンで転換率UP |
まずはRPP広告を月5,000〜10,000円で始めます。商品CPCを10円に設定し、2〜4週間データを蓄積。どのキーワードでクリック・購入が発生しているかを把握します。
RPPのデータが溜まったら、CPA広告を有効化します。初期費用ゼロ・売上の20%の成果報酬なので、利益率20%以上の商品であればリスクなく始められます。
RPP + CPAで安定した売上が出てきたら、クーポンアドバンスを追加。クーポン付き広告は転換率が高いため、スーパーSALEやお買い物マラソンの前に仕込むと効果的です。
月予算が5万円を超えたら、TDA広告で認知拡大。さらにRPP-EXP(Google)・TDA-EXP(Facebook/Instagram)で楽天外からの新規顧客獲得を狙います。
楽天RPP広告のキーワード設定方法はRPPキーワード設定ガイドの記事で解説しています。
楽天市場の広告は6種類ありますが、初心者がまず始めるべきはRPP広告です。
本記事のポイント:
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