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SD広告(スポンサーディスプレイ広告)完全ガイド|ターゲティング・設定方法・活用戦略【2026年】

SD広告(スポンサーディスプレイ広告)完全ガイド|ターゲティング・設定方法・活用戦略

「スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告は使っているけど、スポンサーディスプレイ広告はどう使えばいいかわからない」——そんなAmazon出品者は多いのではないでしょうか。。Amazon広告全体の解説はAmazon広告の完全ガイドをご覧ください。

スポンサーディスプレイ広告(SD広告)は、Amazonの3種類のスポンサー広告の中で唯一、Amazon外のウェブサイトやアプリにも配信できる広告フォーマットです。商品ページを閲覧したが購入しなかったユーザーへのリターゲティングや、特定の興味・関心を持つユーザーへのオーディエンスターゲティングなど、購買ファネルの中〜上部をカバーできます。本記事では、ターゲティングの種類、設定手順、課金方式、SP/SB広告との使い分けまで徹底解説します。

この記事の結論

  • スポンサーディスプレイ広告は、Amazon内外で配信可能でリターゲティングができる唯一の広告フォーマットです。
  • ターゲティングは商品ターゲティングとオーディエンスターゲティングの2種類があり、特に閲覧リマーケティングはCVRが高いと推奨されています。
  • 設定手順は5ステップで、初期予算は最低100円からや500〜2,000円が推奨され、CTR向上にはカスタムクリエイティブが重要です。

スポンサーディスプレイ広告とは?

SD広告(スポンサーディスプレイ広告)とは、Amazon内外のウェブサイトやアプリにディスプレイ広告を配信できるセルフサービス型の広告で、検索していないユーザーにもリーチできるのが最大の特徴です。

SD広告とは?

スポンサーディスプレイ広告(Sponsored Display)は、Amazon内の商品詳細ページやカテゴリページ、さらにAmazon外のウェブサイトやアプリにもディスプレイ広告を配信できるセルフサービス型の広告です。スポンサープロダクト広告スポンサーブランド広告が「検索結果」に表示されるのに対し、SD広告は検索していないユーザーにもリーチできるのが最大の特徴です。

利用条件は?

項目 内容
アカウント大口出品者(プロフェッショナルセリングプラン)
ブランド登録推奨(必須ではない)
課金方式CPC(クリック課金)またはvCPM(ビューアブルインプレッション課金)
最低予算1日あたり100円〜
クリエイティブ自動生成+カスタム(ロゴ・見出し・画像)

SP/SB/SD広告の比較

項目 SP広告 SB広告 SD広告
配信面検索結果・商品ページ検索結果上部商品ページ・Amazon外
Amazon外不可不可可能
リターゲティング不可不可可能
主な目的購入促進ブランド認知リターゲ+認知

SD広告の配信面

Amazon内の配信面

  • 商品詳細ページ ── 競合商品や関連商品のページに表示
  • カテゴリページ ── カテゴリ検索結果に表示
  • カスタマーレビューページ ── レビュー閲覧中のユーザーにリーチ
  • 検索結果ページ ── 検索結果の横・下部に表示

Amazon外の配信面

Twitch、IMDb、サードパーティサイト・アプリにも配信されます。Amazon DSPと似ていますが、SD広告はセルフサービスで少額から始められる点がDSPとの違いです。

スポンサーディスプレイ広告のターゲティング全体像

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ターゲティングの種類と使い分け

1. 商品ターゲティング(コンテキストターゲティング)

特定の商品やカテゴリに関連するページに広告を表示します。競合商品のASINを指定してその商品ページに自社広告を表示したり、特定カテゴリ全体をターゲットにできます。ブランド・価格帯・レビュー評価でさらに絞り込みも可能です。

2. オーディエンスターゲティング

ユーザーの行動や興味に基づいてターゲティングします。

  • 閲覧リマーケティング ── 自社商品を閲覧したが購入しなかったユーザーにリーチ。ルックバック期間:7/14/30日
  • 購入リマーケティング ── 自社商品を過去に購入したユーザーにリーチ。クロスセル・リピート促進に有効。ルックバック期間:7/14/30/60/90日
  • Amazonオーディエンス ── ライフスタイル(「健康志向」等)、興味・関心(「ランニング」等)、ライフイベント(「引越し」等)、インマーケット(積極的に購入検討中のユーザー)

ターゲティングの使い分け

目的 おすすめのターゲティング
競合からの奪取商品ターゲティング(競合ASIN指定)
カート放棄の回収閲覧リマーケティング
リピート促進購入リマーケティング
新規認知拡大Amazonオーディエンス(ライフスタイル・興味関心)
クロスセル商品ターゲティング(自社ASIN指定)

設定手順(5ステップ)

ステップ1: キャンペーンの作成

セラーセントラルにログインし、「広告」→「キャンペーンマネージャー」→「キャンペーンを作成する」→「スポンサーディスプレイ広告」を選択します。

ステップ2: キャンペーン設定

キャンペーン名は管理しやすい命名規則(例:SD_リタゲ_カテゴリ_日付)で設定。1日の予算は最低100円〜ですが、500〜2,000円/日で開始するのがおすすめです。

ステップ3: ターゲティングの選択

商品ターゲティングまたはオーディエンスターゲティングを選択。初めての場合は閲覧リマーケティングから始めるのがおすすめです(最もCVRが高い傾向)。

ステップ4: 入札と最適化の設定

入札最適化は「リーチ」「ページ訪問」「コンバージョン」から目的に応じて選択。課金方式はCPC(クリック課金)またはvCPM(1,000回表示あたり課金)。「コンバージョン」最適化+CPC課金が初心者におすすめです。

ステップ5: クリエイティブの設定

自動生成クリエイティブは商品画像・タイトル・価格から自動で広告を生成します。ブランド登録者はカスタムクリエイティブ(ロゴ400×400px以上、見出し全角25文字以内、画像1200×628px以上)も利用可能で、CTRが大幅に改善します。

課金方式と費用の目安

SD広告にはCPC(クリック課金)とvCPM(ビューアブルインプレッション課金)の2つの課金方式があります。購入リマーケティングにはCPC、認知拡大にはvCPMが推奨されます。

CPC vs vCPM

課金方式 内容 向いているケース
CPCクリックされた時のみ課金購入促進・リターゲティング
vCPM1,000回表示あたり課金認知拡大・ブランディング

ターゲティング別の費用目安

ターゲティング CPC相場 vCPM相場
閲覧リマーケティング20〜80円100〜400円
購入リマーケティング30〜100円150〜500円
商品ターゲティング20〜70円80〜300円
Amazonオーディエンス15〜60円60〜250円

※カテゴリ・競合状況・時期により大きく変動します。

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効果測定と最適化のコツ

SD広告の効果測定では、ACoSに加えてDPVR(商品詳細ページ閲覧率)が最重要指標です。認知・検討フェーズの広告なので、直接購入だけでなく商品ページへの誘導効率を総合的に評価します。

確認すべき主要指標

指標 意味 目安
CTRクリック率0.2〜0.8%(SP広告より低め)
DPVR商品詳細ページ閲覧率SD広告特有の重要指標
ACoS広告費 ÷ 広告売上20〜35%が標準
新規顧客過去12ヶ月で初購入の割合新規獲得への貢献度

SD広告特有の「DPVR」指標

DPVR(Detail Page View Rate)は、広告を見たユーザーが商品詳細ページを閲覧した割合です。SD広告は直接購入よりも認知→検討のフェーズで効果を発揮するため、ACoSだけでなくDPVRも重要な評価指標です。

最適化のコツ

  • ルックバック期間の調整 ── 短いほどCVR高、長いほどリーチ広。目的に応じて使い分け
  • 入札最適化の切り替え ── 認知→「リーチ」、購入促進→「コンバージョン」
  • カスタムクリエイティブの活用 ── 自動生成より大幅にCTR改善
  • 除外商品の設定 ── 無駄な配信を排除して効率改善

注意点

SD広告の運用で最も注意すべきは、ACoSがSP広告より高くなりやすい点と、SP・SB広告との併用が前提である点です。認知・検討フェーズをカバーする広告のため、直接CVだけで効果を判断しないことが重要です。

1. ACoSはSP広告より高くなりやすい

Amazon Advertising公式のベストプラクティスによると、SD広告はファネルの中〜上部(認知・検討)をカバーするため(2026年時点)、直接購入までの距離が遠く、Amazon公式の広告ガイドによると、SD広告のACoSはSP広告より20〜40%高くなる傾向があります(2026年時点)。ACoSだけで判断せず、DPVRやブランド新規顧客指標も含めて総合的に評価しましょう。

2. SP/SB広告との併用が前提

SD広告単体で運用するのではなく、SP広告(購入促進)、SB広告(ブランド認知)と併用してファネル全体をカバーするのが効果的です。Pacvueを使えばSP/SB/SD広告を統合管理し、AIが自動で入札を最適化できます。

3. Amazon外配信のコントロール

SD広告はAmazon外にも自動配信されますが、配信先の細かいコントロールは難しい場合があります。より精密なAmazon外配信が必要な場合はAmazon DSPの利用を検討しましょう。

4. クリエイティブの重要性

自動生成クリエイティブだけでなく、カスタムクリエイティブを活用することでCTRが大幅に改善します。ブランド登録がまだの方は、まずブランド登録を完了させましょう。

ブランド認知の向上を目的とする場合は、Amazonプライムビデオ広告との併用も効果的です。

よくある質問

Q. スポンサーディスプレイ広告の費用はいくら?
スポンサーディスプレイ広告はCPC(クリック課金)またはvCPM(視認可能インプレッション課金)から選択でき、CPCの場合1クリックあたり5〜30円、vCPMの場合1,000回表示あたり200〜800円が目安です。認知拡大目的ならvCPM、CVR重視ならCPCが適しています。
Q. スポンサーディスプレイ広告にブランド登録は必要?
スポンサーディスプレイ広告の出稿にはAmazonブランド登録(Brand Registry)が必須です。大口出品プランへの加入に加え、商標登録済みのブランドをAmazonに登録する必要があります。ブランド未登録の場合はスポンサープロダクト広告から始めてください。
Q. スポンサーディスプレイ広告はどこに表示される?
スポンサーディスプレイ広告はAmazon内の商品詳細ページ、検索結果ページ、カート下、レビュー横に加え、Amazon外のTwitchやIMDbなどの提携サイトにも配信されます。Amazon外への配信は認知拡大に効果的ですが、CVRはAmazon内より低い傾向があります。
Q. スポンサーディスプレイ広告とスポンサープロダクト広告の違いは?
スポンサープロダクト広告はキーワード検索に連動する「検索連動型」で購買意欲の高いユーザーに表示されます。スポンサーディスプレイ広告は閲覧履歴や興味関心に基づく「行動ターゲティング型」で、過去に商品を閲覧したユーザーへのリターゲティングや、競合商品ページへの掲載が特徴です。
Q. リターゲティングとは?どう設定する?
リターゲティングとは、過去に自社商品を閲覧したが購入しなかったユーザーに対して再度広告を表示する手法です。スポンサーディスプレイ広告のオーディエンスターゲティングで「閲覧リマーケティング」を選択し、ルックバック期間(7日・14日・30日)を設定します。購入検討期間が長い高価格商品ほどルックバック期間を長くするのが効果的です。
Q. スポンサーディスプレイ広告はいつから始めるべき?
スポンサーディスプレイ広告はSP広告で安定した売上実績を作り、ブランド登録を完了してから導入するのが推奨です。SP広告→SB広告→SD広告の順に展開するのが基本で、SD広告は「認知拡大」と「リターゲティング」の2軸で活用します。月間広告予算が10万円以上あるセラーに適しています。

出典・参考

  • Amazon Ads — スポンサーディスプレイ広告
  • Amazon Ads — SD広告完全ガイド
  • Amazon Ads — ターゲティング機能・配信面(Twitch・IMDb等)
  • Amazon セラーセントラル — 設定手順・クリエイティブ要件
  • Amazon Ads — 入札最適化(リーチ/ページ訪問/コンバージョン)・DPVR指標

まとめ:SD広告でリターゲティングと認知拡大を実現しよう

Amazon Advertising公式によると、スポンサーディスプレイ広告はAmazon内外に配信できる唯一のスポンサー広告で、リターゲティング活用時のCVRはSP広告比で最大30%高いとされています(2026年時点)。

  • Amazon内外に配信でき、リターゲティングも可能な唯一のスポンサー広告
  • 商品ターゲティング+オーディエンスターゲティングで幅広いリーチ
  • 閲覧リマーケティングが最もCVRが高く、初心者におすすめ
  • DPVR(ページ閲覧率)もACoSと並ぶ重要指標
  • SP/SB広告と併用してファネル全体をカバー

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※本記事の情報は2026年7月時点のものです。最終更新:2026年7月27日