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Amazonブランド登録とは?条件・審査の流れ・登録後に使える機能まで解説

Amazonブランド登録の条件・審査の流れ・登録後に使える機能を解説

「Amazonでブランド登録したいけど、商標がないとダメ?」「申請したのに審査に落ちた」「そもそもブランド登録で何ができるの?」──こうした疑問や不安を抱えるAmazonセラーは少なくありません。

本記事では、Amazonブランド登録(Brand Registry)の申請条件から審査の流れ、登録後に解放されるSB広告・A+コンテンツ・ブランドストアなどの機能まで、2026年6月時点の最新情報で詳しく解説します。審査に一発で通るためのポイントや、よくあるトラブルの対処法もまとめました。

この記事の結論

  • Amazonブランド登録は無料で申請可能。商標の出願番号があれば登録済みでなくてもOK(2026年6月時点)
  • 登録後はスポンサーブランド広告・A+コンテンツ・ブランドストア・ブランド分析など売上直結の機能が解放される
  • 審査通過のカギは「商標名の完全一致」と「商品画像の正確な撮影」。事前準備で一発合格を目指せる
Amazonブランド登録の申請フロー 5ステップ(商標出願から登録完了まで)

Amazonブランド登録(Brand Registry)とは?

Amazonブランド登録(Brand Registry)とは、Amazonが提供するブランドオーナー向けの無料プログラムで、自社ブランドの保護と売上拡大のための各種ツールが利用可能になるサービスです。2017年にスタートし、2026年現在では全世界で70万以上のブランドが登録しています。

登録すると、スポンサーブランド広告(SB広告)やA+コンテンツ、ブランドストアといった売上に直結する機能が解放されます。さらに、偽造品や不正な商品ページの変更からブランドを守る保護ツールも利用できるようになります。

自社ブランド商品をAmazonで販売するなら、ブランド登録は事実上の必須ステップと言えます。登録しなくても出品自体は可能ですが、広告面・商品ページの訴求力・ブランド保護のいずれにおいても大きな差が生まれます。

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ブランド登録の申請条件と必要なもの

ブランド登録に必要な条件と準備物は以下の通りです。

必要なもの 詳細
商標(出願中 or 登録済み) 日本の特許庁に出願した商標の出願番号または登録番号。文字商標・図形商標どちらも可
Amazonセラーアカウント 大口出品プランへの加入が必須(月額4,900円+税)
商品画像 ブランド名が商品またはパッケージに恒久的に印字されていることがわかる写真
商品カテゴリ情報 ブランドで販売する商品のカテゴリ一覧
ブランドのWebサイト(任意) 公式サイトがあると審査がスムーズになる傾向あり

商標は出願中でも申請できる?

はい、2026年6月時点では商標が「出願中(Pending)」の段階でもブランド登録の申請が可能です。特許庁に商標を出願し、出願番号(出願2026-XXXXXX等)が発行されれば、登録完了を待たずにBrand Registryに申請できます。

ただし注意点が2つあります。まず、特許庁に出願してからJ-PlatPat(特許情報プラットフォーム)に情報が反映されるまで約1か月〜1か月半のタイムラグがあります。AmazonはJ-PlatPatのデータを参照して審査するため、出願直後に申請しても「商標情報が確認できない」と却下される場合があります。

次に、最終的に商標出願が拒絶された場合はブランド登録が取り消される可能性があります。出願前に弁理士に商標の登録可能性を確認しておくことをおすすめします。

なお、AmazonのIP Accelerator(商標登録促進プログラム)を利用すると、提携する知財事務所を通じて商標出願とブランド登録を同時並行で進められます。日本語対応の事務所も参加しています(出典:Amazon公式 IP Accelerator)。

ブランド登録の費用はいくら?

Amazonブランド登録自体の費用は無料です。申請料や月額料金はかかりません。

ただし、前提条件である商標の取得には費用が発生します。自分で特許庁に出願する場合は印紙代として最低12,000円〜(区分数による)、弁理士に依頼する場合は5万〜15万円程度が相場です。商標の登録完了までは通常約6〜12か月かかりますが、早期審査制度を利用すれば約2か月に短縮可能です。

審査の流れと申請手順(5ステップ)

ブランド登録の申請から完了までの流れを5ステップで解説します。

  • STEP 1:商標を出願・取得する ── 特許庁に商標を出願し、出願番号を取得します。J-PlatPatへの反映(約1〜1.5か月)を待ってから次のステップへ進みましょう
  • STEP 2:Brand Registryにアクセスする ── Amazon Brand Servicesにセラーアカウントでログインし、「ブランドを登録する」をクリックします
  • STEP 3:ブランド情報を入力する ── ブランド名(商標と完全一致させること)、商標の出願番号または登録番号、商品カテゴリ、商品画像を入力・アップロードします
  • STEP 4:認証コードを受領する ── Amazonから商標権者の登録連絡先に認証コードが送信されます。コードを受け取り、Brand Registryの画面に入力します
  • STEP 5:登録完了 ── 審査が完了すると登録完了の通知が届き、各種ブランドツールが利用可能になります。審査期間は公式には「数日〜2週間程度」とされていますが、実際には2〜4週間かかるケースが多いです

審査に一発で通るためのポイント

セラーフォーラムの報告を分析すると、審査に落ちる原因の多くは事前に防げるものです。以下の3点を確認してください。

  • ブランド名を商標と完全一致させる ── 大文字・小文字、全角・半角、スペースの有無が1文字でも異なると却下されます。J-PlatPatで自分の商標の正確な表記を確認し、そのまま入力してください
  • 商品画像は「恒久的に印字」されたものを撮影する ── ブランド名が商品本体またはパッケージに直接印刷・刻印されている写真が必要です。シールやタグだけでは不十分な場合があります(エラーコード5665)。画像は鮮明で、ブランド名がはっきり読み取れるものを用意してください
  • 認証コードの受信先を事前に確認する ── 弁理士事務所や商標登録代行サービス(Toreru等)を通じて商標を取得した場合、認証コードが代行業者側に届く場合があります。申請前に、コードの転送方法を確認しておきましょう

ブランド登録後に使える機能一覧

ブランド登録が完了すると、以下の機能が利用可能になります。Amazon広告の全体像と合わせて把握しておくと、売上最大化の戦略が立てやすくなります。

機能 できること 売上への影響
SB広告 検索結果上部にブランドロゴ・動画・複数商品を表示 ブランド認知+クリック率向上
A+コンテンツ 商品詳細ページにリッチ画像・比較表・ブランドストーリーを追加 転換率(CVR)平均5.6%向上
ブランドストア Amazon内に自社専用のブランドページを無料で開設 回遊率+リピート購入促進
ブランド分析 検索キーワード・市場シェア・顧客属性データを閲覧 データドリブンな広告最適化
Transparency 商品ごとに固有コードを発行し偽造品の混入を防止 ブランド信頼性の保護
ブランド保護ツール 商標権侵害の自動検出・報告、不正な商品ページ変更の防止 相乗り出品者への対策強化

スポンサーブランド広告(SB広告)

SB広告はブランド登録者だけが利用できる広告フォーマットです。検索結果ページの最上部にブランドロゴ・カスタム見出し・複数商品を並べて表示でき、ブランドの認知度向上に直結します。動画フォーマットも利用可能で、商品の使用シーンを視覚的にアピールできます。

SB広告はスポンサープロダクト広告(SP広告)と組み合わせることで、検索結果ページの上部と中間の両方を押さえる「面取り」戦略が可能になります。

A+コンテンツ(商品紹介コンテンツ)

A+コンテンツを使うと、商品詳細ページの説明欄にリッチな画像・比較表・ブランドストーリーを追加できます。テキストだけの説明と比べて転換率が平均5.6%向上するとAmazon公式が報告しており、特に競合が多いカテゴリでは差別化の重要な手段です(出典:Amazon公式 ブランド登録のメリット)。

ブランドストア

ブランドストアはAmazon内に開設できる自社専用のブランドページです。複数ページの構成が可能で、商品ラインナップやブランドの世界観を自由にデザインできます。SB広告のリンク先としても設定でき、広告からストアへ、ストアから購入への導線を構築できます。

ブランド分析とその他の機能

ブランド分析(Brand Analytics)では、Amazon内の検索キーワードランキング、各キーワードでのクリックシェア、市場バスケット分析(同時購入商品の把握)、顧客属性データ(年齢層・世帯年収等)が閲覧可能です。これらのデータは広告のキーワード選定や商品開発に直接活用できます。

その他、Transparency(偽造品防止プログラム)も利用可能になります。商品ごとに固有の認証コードを発行し、Amazon倉庫での出荷時にコードを照合することで偽造品の混入を物理的に防ぎます。2020年に日本でも提供が開始され、全世界で50万点以上の偽造品の出荷を防止しています(出典:Amazon Transparencyプログラム 日本で開始(PR TIMES))。

ブランド登録のデメリット・注意点は?

ブランド登録自体にデメリットは少ないですが、以下の点は事前に把握しておきましょう。

  • 商標取得に時間とコストがかかる ── 特許庁への出願から登録完了まで通常6〜12か月。費用は自己出願で12,000円〜、弁理士依頼で5万〜15万円程度
  • 相乗り出品を完全には防げない ── ブランド登録は相乗り対策を強化しますが、自動で全排除できるわけではありません。侵害報告は手動で行う必要があり、対応にも3〜5営業日かかります
  • ブランド名の変更ができない ── 一度登録したブランド名は後から変更できません。変更する場合はゼロから再登録が必要です
  • 審査に落ちるケースがある ── ブランド名の不一致、画像の不備、J-PlatPat未反映の3つが主な原因です。前述の「一発合格のポイント」で対策できます
  • 海外ブランドの日本展開は追加の注意が必要 ── 他国のAmazonで登録済みのブランドでも、日本の特許庁への商標出願が別途必要です。リージョンごとの管理が求められます

funnel運用実績の事例

弊社funnelの支援実績から、ブランド登録に関連する事例をご紹介します。

海外のクリエイティブ・アート関連ブランドがAmazon JPに進出するにあたり、弊社がコンサルティングを担当しました。出品アカウントの開設段階から、ブランド登録が完了していない状態ではAmazon側の営業サポート(セラーサクセス)が付きにくいという課題が発生。メーカー本体が海外Amazonで登録済みだったため、日本の特許庁への商標出願と並行してBrand Registryの申請準備を進めることで、Amazon営業の支援を受けられる状態を早期に構築しました。

このように、ブランド登録は売上機能の解放だけでなく、Amazon本体からのサポート体制にも影響するため、出品前の早い段階で着手することが重要です。ブランド登録後のAmazon SEO対策やA+コンテンツの活用まで含めた一貫支援が可能です。

よくある質問

Q. Amazonブランド登録は無料でできる?

A. はい、ブランド登録自体は無料です。ただし、前提条件である商標の出願・取得には費用がかかります(自己出願で12,000円〜、弁理士依頼で5万〜15万円程度)。

Q. 商標登録がなくてもブランド登録できる?

A. 商標の「登録完了」は必須ではありませんが、最低でも特許庁への「出願」が必要です。2026年6月時点では出願番号があれば申請可能です。ただし、出願情報がJ-PlatPatに反映されるまで約1〜1.5か月かかるため、出願直後の申請は避けてください。

Q. ブランド登録の審査にはどれくらいかかる?

A. 公式には「数日〜2週間」とされていますが、実際のセラーフォーラムの報告では2〜4週間かかるケースが多いです。書類不備がなければ比較的スムーズですが、繁忙期はさらに長引く場合があります。

Q. ブランド登録で相乗り出品は完全に排除できる?

A. 完全な自動排除はできません。ブランド登録によって商標権侵害の報告ツールが利用可能になり、対策は強化されますが、侵害報告は手動で行う必要があります。ただし、Transparencyプログラム(商品ごとに固有コードを発行)を併用すると、物理的に偽造品の混入を防げます。

Q. ブランド登録とA+コンテンツの関係は?

A. A+コンテンツはブランド登録が完了しないと利用できません。登録後、セラーセントラルの「A+コンテンツマネージャー」から作成可能になります。テキストのみの商品説明と比べて転換率が平均5.6%向上するため、登録後は最優先で設定すべき機能です。

Q. 審査に落ちた場合はどうすればいい?

A. まずAmazonからの却下理由を確認してください。多くの場合は「ブランド名の不一致」「画像の不備」「J-PlatPat未反映」のいずれかです。該当箇所を修正し、再申請すれば通るケースがほとんどです。再申請に回数制限はありません。

Q. 法人でなくても登録できる?

A. はい、個人事業主でも登録可能です。Amazonの大口出品プランへの加入と、商標の出願(または登録)が条件です。法人・個人の区別はありません。

まとめ

Amazonブランド登録は、自社ブランド商品を販売するセラーにとって売上拡大の土台となるプログラムです。SB広告・A+コンテンツ・ブランドストア・ブランド分析といった強力な機能が無料で使えるようになり、さらにブランド保護の面でも相乗り対策が強化されます。

申請条件は商標の出願(または登録)のみ。2026年現在は出願番号でも登録可能になったため、以前よりもハードルは下がっています。審査に一発で通るためには、ブランド名の完全一致・商品画像の正確な撮影・認証コードの受信準備の3点を事前に確認してください。

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※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最終更新:2026年6月10日

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