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Amazon Easy Ship完全ガイド|FBA・自己発送との違い・料金・始め方【2026年最新】
「FBAは手数料が高いけど、自己発送だと配送品質が心配」「マケプレプライムのバッジを付けたいが、FBA以外に方法はないのか」──Amazon出品者の中には、こうした悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、FBAと自己発送の中間に位置する第3の配送オプション「Amazon Easy Ship」について、仕組み・料金・始め方・メリットとデメリットをわかりやすく解説します。自社に最適な配送方法を選ぶための判断材料として、ぜひご活用ください。
この記事の結論
- Easy Shipは在庫を自社保管しつつ、Amazonが配送を代行する第3の配送方法で、FBAより保管コストを抑えられる
- マケプレプライムの対象となるため、Primeバッジを付けた状態で販売できるのが最大の強み
- 現在は招待制で段階的に展開中。セラーセントラルに案内が届いたら早めに設定を確認しよう
Amazon Easy Shipとは?
Amazon Easy Shipとは、出品者が在庫を自社(自宅や自社倉庫)で保管しつつ、配送をAmazon提携の配送業者に委託できる配送サービスです。FBAのように在庫をAmazon倉庫に納品する必要がなく、自己発送のように自分で梱包・発送手配をする手間もありません。
注文が入ると、Amazon提携の配送業者(ヤマト運輸や日本郵便など)が出品者の拠点に集荷に来て、購入者の元に届けてくれます。いわば「FBAと自己発送のいいとこ取り」ができる第3の選択肢です。
2026年6月時点では招待制で段階的に利用可能セラーが拡大されています。対象となったセラーにはセラーセントラルの通知やメールで案内が届きます。
Easy Ship・FBA・自己発送の違いを比較
Amazonで商品を販売する際の配送方法は主に3つあります。それぞれの特徴を理解し、自社の商品や運営体制に合った方法を選ぶことが重要です。
3つの配送方法の比較表
| 比較項目 | Easy Ship | FBA | 自己発送(FBM) |
|---|---|---|---|
| 在庫保管 | 自社で保管 | Amazonの倉庫(FC) | 自社で保管 |
| 梱包 | 出品者が実施 | Amazonが実施 | 出品者が実施 |
| 配送 | Amazon提携業者が集荷・配送 | Amazonが配送 | 出品者が手配 |
| Primeバッジ | ◎ 対象(マケプレプライム) | ◎ 対象 | △ マケプレプライム申請が必要 |
| 保管手数料 | なし(自社保管) | あり(月額・長期保管) | なし(自社保管) |
| カスタマー対応 | Amazonが対応 | Amazonが対応 | 出品者が対応 |
| 向いている商品 | 大型・少量多品種・在庫回転が遅い商品 | 小型・高回転・ベストセラー商品 | 手作り品・超大型・特殊商品 |
FBAの仕組みや手数料について詳しく知りたい方は、「Amazon FBAとは?費用・手数料・始め方を徹底解説」の記事もあわせてご確認ください。
Easy Shipのメリット・デメリット
Easy Shipは万能な配送方法ではありません。メリットとデメリットを正しく理解した上で、導入を判断しましょう。
Easy Shipのメリット
- FBA保管手数料がかからない ── 在庫を自社で保管するため、FBAの月額保管手数料や長期保管手数料が発生しません。大型商品や回転が遅い商品では大幅なコスト削減につながります
- マケプレプライムの対象になる ── Primeバッジが付くことで、Prime会員の購入率が大幅に向上します。自己発送でマケプレプライムを取得するには厳しい配送基準をクリアする必要がありますが、Easy Shipなら自動的に対象になります
- 配送の手配が不要 ── 配送業者の手配や送り状の作成はAmazonが代行します。出品者は梱包して集荷を待つだけです
- 在庫管理の自由度が高い ── 自社保管のため、在庫の確認や管理を自分のペースで行えます。FBAへの納品作業(ラベル貼り・梱包要件の準拠)も不要です
- カスタマー対応をAmazonに任せられる ── 配送関連の問い合わせや返品対応はAmazonカスタマーサービスが担当するため、出品者の対応負荷が軽減されます
Easy Shipのデメリット・注意点
- 招待制のため全セラーが利用できない ── 2026年6月時点では招待制で段階的に展開中です。自分から申し込むことはできず、Amazonからの案内を待つ必要があります
- 梱包は自分で行う必要がある ── FBAと異なり、梱包作業は出品者が行います。注文数が多い場合は作業負荷が課題になることがあります
- 集荷時間の制約がある ── 配送業者の集荷スケジュールに合わせる必要があります。集荷に間に合わないと出荷遅延となり、アカウント健全性に影響する可能性があります
- FBAほどの配送スピードは保証されない ── FBAはAmazon倉庫からの出荷で最短翌日配送が可能ですが、Easy Shipは出品者の所在地から配送されるため、地域によっては配送日数が長くなる場合があります
なお、Amazon出品がはじめての方は「Amazon出品者登録(アカウント開設)完全ガイド」で登録手順を確認しておくとスムーズです。
Easy ShipはAmazon SEOにどう影響する?
配送方法の選択は、Amazon内の検索順位(Amazon SEO)にも影響します。Easy Shipを導入することで得られるSEO上のメリットを整理します。
Primeバッジによる検索順位の優位性
AmazonのA10アルゴリズムは、Prime対象商品を検索結果で優先的に上位表示する傾向があります。Easy Shipはマケプレプライムの対象となるため、自己発送(Primeなし)と比べて検索順位で有利です。Primeバッジが付くことで、Prime会員のフィルタリング検索にも表示されるようになります。
Buy Box獲得率の向上
Buy Box(カートボックス)の獲得にはフルフィルメント方法が重要な要素です。Amazonが配送品質を担保するEasy Shipは、自己発送よりBuy Box獲得で有利に働きます。Buy Boxを獲得できれば広告の出稿効率やCVRも大幅に改善します。
アカウント健全性の維持
出荷遅延率(LSR)や注文不良率(ODR)は検索順位に影響するアカウント指標です。Easy Shipでは集荷・配送をAmazon提携業者が管理するため、自己発送よりも配送トラブルが減り、アカウント健全性が安定しやすくなります。
| SEO要素 | FBA | Easy Ship | 自己発送 |
|---|---|---|---|
| Primeバッジ | ◎ | ◎ | △ |
| Buy Box優位性 | ◎ | ○ | △ |
| 配送スピード | ◎ | ○ | △〜○ |
| アカウント健全性 | ◎ | ○ | △ |
Easy ShipはFBAには及ばない部分もありますが、自己発送と比較すればSEO面で明確に有利です。特にPrimeバッジの獲得だけでも検索順位・CVRに大きなプラス効果があります。Amazon SEOの全体像については「Amazon SEO対策完全ガイド|検索アルゴリズムの仕組みと上位表示の方法」で詳しく解説しています。
Easy Shipの始め方
Easy Shipは招待制のため、まずはAmazonからの招待を受ける必要があります。招待を受けた後の設定手順を解説します。
ステップ1:招待の確認
セラーセントラルの通知センターやメールで、Easy Shipの招待案内が届いているか確認します。招待が届いていない場合は、現時点では利用できません。
ステップ2:Easy Ship設定を有効化
セラーセントラルの「設定」→「配送設定」からEasy Shipを有効化します。出荷元住所(集荷先)や営業日・集荷可能時間帯を登録します。
ステップ3:商品をEasy Ship対象に設定
既存の出品商品、または新規出品商品の配送方法として「Easy Ship」を選択します。商品のサイズ・重量が正確に登録されていることを確認してください。配送料の計算に影響します。
ステップ4:注文後の集荷依頼
注文が入ったら商品を梱包し、セラーセントラルで集荷をスケジュールします。Amazon提携の配送業者(ヤマト運輸・日本郵便など)が指定時間帯に集荷に来ます。
ステップ5:出荷確認・追跡
集荷完了後、追跡番号が自動で購入者に通知されます。配送状況はセラーセントラルのダッシュボードからも確認できます。
出品の際には商品ページの作り方も重要です。「Amazonカタログ作成ガイド|商品ページの作り方と出品手順を初心者向けに解説」も参考にしてください。
Easy Shipの料金体系はどうなっている?
Easy Shipの配送料はAmazonが設定し、商品のサイズ・重量・商品価格に基づいて自動的に計算されます。出品者が個別に配送業者と契約する必要はありません。
具体的な料金は商品カテゴリやサイズ区分によって異なりますが、一般的な目安として数百円〜数千円程度です。FBAの配送代行手数料と比較すると、保管手数料がかからない分、トータルコストではEasy Shipのほうが有利になるケースが多くあります。
特に以下のような商品ではコストメリットが大きくなります。
- 大型・重量商品 ── FBAの保管手数料はサイズに比例するため、大型商品ほどEasy Shipのメリットが拡大します
- 在庫回転が遅い商品 ── FBAの長期保管手数料(365日超で追加課金)を回避できます
- 季節商品 ── オフシーズンに自社で保管し、需要期にEasy Shipで販売する運用が可能です
最新の料金表はセラーセントラルの「Easy Ship設定」画面、またはAmazon出品大学で確認できます(Amazon公式ヘルプ Easy Ship配送料)。
在庫管理の最適化については「Amazon在庫補充を最適化する3つの方法|ABC分析・発注点・安全在庫を徹底解説」でも詳しく解説しています。
よくある質問
Q. Easy Shipの利用条件は?誰でも使える?
A. 2026年6月時点では招待制です。Amazonが対象セラーを選定し、セラーセントラルの通知やメールで案内を送っています。自分から申し込むことはできませんが、出品実績を積むことで招待の可能性が高まるとされています。
Q. Easy Shipを使うとPrimeバッジは付く?
A. はい、Easy Shipで出荷した商品はマケプレプライムの対象となり、Primeバッジが表示されます。Prime会員は送料無料・お急ぎ便を利用でき、購入率(CVR)の向上が期待できます。
Q. Easy Shipの配送料はいくら?
A. 配送料は商品のサイズ・重量・価格に基づいてAmazonが自動設定します。一般的な目安は数百円〜数千円程度で、FBAの配送代行手数料と同水準か、保管手数料が不要な分トータルでは安くなるケースが多いです。
Q. FBAとEasy Shipは併用できる?
A. はい、併用可能です。商品ごとに配送方法を選択できるため、高回転の売れ筋商品はFBA、大型商品や低回転商品はEasy Shipといった使い分けが効果的です。
Q. Easy Shipで使える配送業者は?
A. Amazon提携の配送業者が担当します。日本ではヤマト運輸や日本郵便などが対応しています。出品者が配送業者を個別に手配する必要はありません。
Q. Easy Shipの返品対応はどうなる?
A. 配送に関するカスタマー対応(返品受付・問い合わせ対応)はAmazonカスタマーサービスが担当します。返品商品は出品者に返送されるため、返品後の検品・再出品は出品者が行います。返品管理について詳しくは「Amazonセラーのための返品・返金対応完全ガイド」をご覧ください。
Easy Ship導入でAmazon配送を効率化しよう
「FBAの保管コストが負担になっている」「自己発送では配送品質が安定しない」──配送方法に課題を感じているなら、Easy Shipの導入を検討するタイミングかもしれません。
funnelでは、Amazon出品の配送戦略から広告運用・商品ページ最適化まで、EC事業者の売上改善を一貫して支援してきました。配送コストの見直しや、FBA・Easy Ship・自己発送の最適な組み合わせについてもご相談いただけます。
こんな方におすすめです:
- FBAの保管手数料が利益を圧迫している
- 大型商品や低回転商品の配送コストを見直したい
- マケプレプライムのバッジを取得して売上を伸ばしたい
- Amazon全体の運用を専門家に任せて本業に集中したい
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※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最終更新:2026年6月29日
出典・参考資料