Amazon広告の種類一覧|SP・SB・SD・DSP・AMC・Sponsored TVの特徴と費用を比較【2026年版】...
Amazonプライムビデオ広告完全ガイド|仕組み・費用・出稿方法・効果測定【2026年最新】
「Amazon DSPで動画広告を出したいが、Prime Video広告の仕組みがよくわからない」「費用感やターゲティングの方法を知りたい」「スポンサー広告との違いが整理できない」──そんな悩みを持つEC事業者・広告主は少なくありません。
本記事では、2025年4月に日本でも開始されたAmazonプライムビデオ広告(Prime Video広告)の仕組み・費用相場・出稿手順・ターゲティング・効果測定までを体系的に解説します。広告主として押さえるべきポイントを網羅しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の結論
- Prime Video広告はCPM約5,000円前後でスキップ不可の動画広告を配信でき、Amazonの購買データを活用した高精度ターゲティングが最大の強み
- 出稿はAmazon DSP経由。Pacvue(パクビュー)を使えば最低出稿単価を抑えた状態でセルフサービス運用ができ、月数十万円からでも開始可能
- 効果測定にはAmazon Brand LiftやAMCを活用し、ブランド認知から購買貢献まで一気通貫で計測できる
Amazonプライムビデオ広告とは?
Amazonプライムビデオ広告(Prime Video広告)とは、Amazonプライム会員向け動画配信サービス「Prime Video」のコンテンツ再生時に配信されるスキップ不可の動画広告です。2025年4月8日から日本でも配信が開始され、映画やドラマの再生前・再生中に15秒または30秒の動画広告が挿入されます。
Prime Videoの視聴者は購買意欲が高く、視聴者の93%が毎月Amazon.co.jpで買い物をしているというデータがあります(出典:Amazon Ads公式(日本))。テレビCMのような大画面での訴求力と、Amazonの購買データを活用したデジタル広告のターゲティング精度を兼ね備えた、ハイブリッド型の広告メニューです。
なお、視聴者側にはプライム会費に加えて月額390円で広告を非表示にできる「広告なしオプション」が提供されています。キッズプロフィールやレンタル・購入コンテンツには広告は表示されません。
広告フォーマットと動画仕様
Prime Video広告には3つの配信タイミングがあります。
- プレロール広告 ── コンテンツ再生前に配信。視聴者が画面に集中した瞬間に訴求できる
- ミッドロール広告 ── 本編中の場面転換時に配信。テレビCMに近い自然な形式
- ポストロール広告 ── 再生終了後に配信。購入や検索など次のアクションを促しやすい
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 動画の尺 | 15秒または30秒 |
| 解像度 | 最低フルHD(1920×1080ピクセル) |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 音声 | ステレオ2ch以上、192kbps、44.1kHzまたは48kHz |
| スキップ | 不可(一定時間経過後もスキップ不可) |
| 禁止事項 | レターボックス・ピラーボックス、クリック促進要素 |
従来のリニアTVよりも広告挿入回数が少ない設計で、視聴体験を損なわないよう配慮されています(出典:Amazon Ads 広告仕様(日本))。
費用・料金体系
Prime Video広告はCPM(1,000インプレッションあたりのコスト)課金方式を採用しています。CPMの相場は約5,000〜5,200円前後(出典:DIGIDAY日本版)で、NetflixやDisney+の広告付きプランよりも安価とされています。
| 出稿方式 | 最低予算目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| マネージドサービス | 約750万円〜 | Amazonの専門チームが運用代行。大規模ブランド向け |
| セルフサービス | 月数十万円〜 | 広告主がAmazon DSPで直接運用。柔軟な予算設定が可能 |
| 代理店経由 | 月数十万円〜 | 認定代理店が運用代行。中小規模の広告主も利用しやすい |
YouTube広告(一般的にCPM数百円〜)と比較するとCPMは高めですが、スキップ不可で確実に視聴される点と、購買データによるターゲティング精度を考慮すると、費用対効果は高いと評価されています。テレビCMからのデジタルシフト先としても注目されています。
ターゲティングの特徴は?
Prime Video広告の最大の強みは、Amazonが保有するファーストパーティの購買データを活用したターゲティングです。Cookie規制の影響を受けず、高い精度で見込み顧客にリーチできます。
- デモグラフィック ── 年齢、性別、世帯年収、地域
- 購買行動 ── 過去の購入カテゴリー、購入頻度、購入金額帯
- 閲覧行動 ── Amazon上で閲覧した商品カテゴリー、ブランド
- インマーケットセグメント ── 特定カテゴリーの商品を積極的に検討しているユーザー
- ライフスタイル ── 子どもがいる家庭、ペットオーナーなど
- コンテンツジャンル ── アクション、コメディ、ドキュメンタリーなどジャンル指定
運用のポイントとして、配信初期は比較的広めのセグメントで開始し、データが蓄積されてから徐々に絞り込んでいくのがセオリーです。Amazon DSPの仕組みと始め方については別記事で詳しく解説しています。
出稿方法・始め方
Prime Video広告の出稿は、Amazon DSPを通じて行います。以下の5ステップで配信を開始できます。
ステップ1:企画・目標設定
キャンペーンの目的を明確にします。Prime Video広告の主なKPIは「認知」または「動画再生完了率(VCR)」です。ブランド認知の向上が目的なのか、商品購入への誘導が目的なのかで、クリエイティブや配信設計が変わります。
ステップ2:動画クリエイティブ制作
フルHD(1920×1080)以上の品質で、15秒または30秒の動画を制作します。テレビCM並みのクオリティが求められるため、制作期間は最短でも1か月程度を見込みましょう。冒頭3秒でブランドの魅力を印象づけ、テロップやグラフィックで無音視聴にも対応することがポイントです。
ステップ3:Amazon DSPで配信設定
Amazon DSPにログインし、Prime Videoのセールを検索してターゲットに追加します。デモグラフィック・購買行動・インマーケットセグメントなど複数条件を組み合わせてオーディエンスを設計します。AMC(Amazon Marketing Cloud)を活用すれば、カスタムオーディエンスの作成も可能です。
なお、AI広告運用ツールPacvue(パクビュー)を利用すれば、Amazon DSP経由のPrime Video広告もPacvueの管理画面から出稿・運用できます。Pacvueはスポンサー広告とDSP広告を一元管理でき、最低出稿単価を抑えた状態で配信を開始できるため、まずは小規模から試したいセラーにも適しています。
ステップ4:審査・入稿
配信開始希望日の3〜5営業日前までに入稿します。審査は通常約3営業日で完了します。Amazonの広告ガイドラインに準拠しているかが審査されるため、事前にガイドラインを確認しておきましょう。
ステップ5:配信開始・効果測定
配信開始後はリアルタイムでパフォーマンスを確認し、セグメント別の効果を分析しながら最適化を進めます。企画立案から配信開始まで、全体で1〜2か月程度のスケジュールを想定してください。
効果測定の方法は?
Prime Video広告はブランド認知を主目的とする広告のため、クリック率ではなく以下の指標で効果を測定します。
- Amazon Brand Lift ── 広告接触者と非接触者のブランド認知・購入意向の差分を測定
- Amazon Marketing Cloud(AMC) ── メディアミックス分析、オムニチャネルでの購買貢献度を可視化(AMCの詳細はこちら)
- サードパーティ計測 ── Nielsen・Kantarによるリーチ・フリクエンシー測定やブランドリフト調査
- 動画再生完了率(VCR) ── スキップ不可のためほぼ100%に近い数値が期待できる
特にAMCを活用すれば、「Prime Video広告を見た人がその後Amazonで商品を購入したか」を購買データベースで直接確認できる点が、他の動画広告プラットフォームにはない大きな優位性です。
他のAmazon広告との違い
Amazon広告にはさまざまなメニューがありますが、Prime Video広告はブランド認知に特化した上位ファネル向けの広告です。Amazon広告の種類一覧も合わせてご確認ください。
| 広告メニュー | 配信面 | 課金方式 | 主な目的 | 最低予算目安 |
|---|---|---|---|---|
| Prime Video広告 | Prime Videoコンテンツ内 | CPM | ブランド認知 | 月数十万円〜 |
| スポンサーTV広告 | Fire TV・Twitch等 | CPM | 認知〜購買促進 | 制限なし |
| スポンサーディスプレイ広告 | Amazon内+外部サイト | CPC/CPM | リターゲティング・購買 | 日予算100円〜 |
| スポンサープロダクト広告 | Amazon検索結果 | CPC | 購買促進 | 日予算100円〜 |
スポンサーディスプレイ広告(SD広告)がAmazon内外でのリターゲティングに強い一方、Prime Video広告はブランドの世界観を映像で伝える上位ファネル施策に適しています。両者を組み合わせることで、認知から購買まで一貫したファネルを構築できます。
よくある質問
Q. Prime Video広告の料金はいくら?
A. CPM(1,000回表示あたり)約5,000〜5,200円が目安です。セルフサービス(Amazon DSP)なら月数十万円から、マネージドサービスは最低約750万円からの出稿が可能です。
Q. Amazon出品者でなくても出稿できる?
A. はい、出稿できます。Prime Video広告はEC出品の有無を問わず、あらゆる業種のブランドが利用可能です。自動車・旅行・金融・飲料などの非EC企業も多く活用しています。
Q. YouTube広告との違いは?
A. 最大の違いはスキップ可否とターゲティングデータです。YouTube広告はスキップ可能な形式が多い一方、Prime Video広告はスキップ不可で確実に視聴されます。また、Amazonの購買データを活用できるため、「過去に類似商品を購入した人」など購買行動ベースのターゲティングが可能です。
Q. 動画制作にどのくらい期間がかかる?
A. テレビCM並みの品質が求められるため、最短でも1か月程度、企画立案から含めると1〜2か月が目安です。フルHD以上の動画で、冒頭3秒にブランドメッセージを含めることが推奨されています。
Q. 効果測定はどうやって行う?
A. Amazon Brand Liftでブランド認知度の向上を定量化できます。さらにAMC(Amazon Marketing Cloud)を使えば、広告視聴後の購買行動まで追跡可能です。Nielsen・Kantarなどサードパーティ計測にも対応しています。
Q. インタラクティブ広告は日本でも使える?
A. 2026年上半期にインタラクティブポーズ広告(一時停止中に表示されるインタラクティブ広告)が日本でも提供開始予定です。ファーストインプレッションテイクオーバー(FITO)は2025年末にベータ版として提供が開始されました。
Prime Video広告の運用、funnelに相談しませんか?
Prime Video広告はブランド認知に大きな効果を発揮しますが、DSP経由の配信設計やスポンサー広告との予算配分など、フルファネルで成果を出すには専門的な運用ノウハウが欠かせません。
株式会社funnelは、AI広告運用ツールPacvue(パクビュー)を活用したAmazon広告運用を専門としています。Pacvueを使えば、スポンサープロダクト広告からAmazon DSP・Prime Video広告まで、一つの管理画面でフルファネルの広告運用を一元管理できます。
こんな方におすすめです:
- Prime Video広告に興味はあるが、DSPの設定や配信設計がわからない
- スポンサー広告とDSP・動画広告を一元管理して運用効率を上げたい
- Amazon広告全体のACoSが高止まりし、AIによる自動最適化を試したい
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※本記事の情報は2026年6月時点のものです。最終更新:2026年6月26日