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Amazon FBA手数料改定2026完全ガイド|配送代行値下げ・販売手数料値上げの損益シミュレーション

Amazon FBA手数料改定2026完全ガイド 配送代行値下げ・販売手数料値上げの損益シミュレーション

「FBA手数料がまた上がった」「配送代行手数料と販売手数料、結局トータルで損なのか得なのかわからない」── Amazon出品者にとって手数料改定は利益に直結する経営課題です。

2026年4月、Amazonは配送代行手数料の値下げ・販売手数料の値上げ・長期在庫追加手数料の新設という3つの改定を同時に実施しました。本記事では、改定内容の詳細とカテゴリ別の手数料率一覧、月商別の損益シミュレーションで実質的なコスト影響を解説します。

この記事の結論

  • 配送代行手数料は中型サイズ(20〜80cm)で平均38円値下げ、販売手数料は全カテゴリ+0.4%値上げ(750円超の商品対象、2026年4月1日施行)
  • 月商500万円・中型商品セラーの場合、配送代行の値下げが販売手数料の値上げを上回り、年間約41万円のコスト削減になるケースもある
  • 365日超の長期在庫に月額20円/点の追加手数料が新設(2026年4月15日施行)。在庫回転率の管理が利益確保の鍵になる
Amazon FBA手数料改定2026 3つの変更点 配送代行手数料値下げ・販売手数料値上げ・長期在庫追加手数料新設

FBA手数料とは?費用の全体像

FBA(フルフィルメント by Amazon)手数料とは、Amazonの物流サービスを利用する際にかかる費用の総称です。主に販売手数料、配送代行手数料、在庫保管手数料の3つで構成され、2026年4月からは長期在庫追加手数料が加わり主要な費用は4種類になりました。

手数料の種類 概要 目安
販売手数料 商品が売れた際にカテゴリごとの料率で課金 売上の8〜15.4%(カテゴリにより異なる)
配送代行手数料 FBA倉庫から購入者への配送にかかる手数料 1点あたり222〜5,625円(サイズ・重量別)
在庫保管手数料 FBA倉庫での保管にかかる月額手数料 体積基準(1〜9月: 5,676円/立方m、10〜12月: 9,170円/立方m)
長期在庫追加手数料 12か月超の長期在庫に対する追加課金(2026年新設) 月額最低20円/点

FBA手数料を正確に把握するには、Amazon Easy Shipなど他の配送方法との比較も重要です。自社の商品構成に最適な配送方法を選ぶことで、手数料の総額を大幅に抑えられます。

2026年4月のFBA手数料改定|3つの変更点

2026年4月のFBA手数料改定は、配送代行手数料の値下げ、販売手数料の値上げ、長期在庫追加手数料の新設という3つの変更で構成されています。Amazonセラーセントラルの公式発表(2026年2月時点)に基づき、各変更の詳細を解説します。

配送代行手数料が平均38円値下げ(2026年4月1日施行)

標準サイズ(合計寸法20〜80cm、最大5kg)のFBA配送代行手数料が、商品1個あたり平均38円引き下げられました。Amazonセラーセントラルの公式発表によると、対象はStandard 2a〜Standard 3のサイズ区分です。

一方、小型サイズ(Small)やStandard 1、大型サイズ(Oversize)の配送代行手数料は据え置きです。自社商品のサイズ区分を確認し、値下げの恩恵を受けられるか確認しましょう。

販売手数料が全カテゴリ+0.4%値上げ(2026年4月1日施行)

商品1点あたりの売上が750円を超える場合、全カテゴリの販売手数料率が一律0.4%引き上げられました。Amazonセラーセントラルの公式発表によると、たとえばエレクトロニクスアクセサリの1,000円商品では、販売手数料が100円から104円に変わります(2026年2月時点)。

売上が750円以下の商品は従来の手数料率が維持されます。ただし、メディア・Amazonデバイス用アクセサリ・TVゲーム&ゲーム用アクセサリの3カテゴリは、売上額にかかわらず0.4%の引き上げが適用される点に注意が必要です。

長期在庫追加手数料の新設(2026年4月15日施行)

FBA倉庫に12か月(365日)を超えて保管された在庫に対し、月額最低20円/点の長期在庫追加手数料が新設されました。これは既存の在庫保管手数料に加えて課金される追加費用です。

長期在庫は倉庫スペースを圧迫するため、Amazonは在庫回転率の低い商品に対するペナルティを強化しています。Amazonセラーセントラルの告知によると、在庫経過日数は毎月15日に評価され、365日超の在庫1点あたり月額最低20円が課されます(2026年4月15日施行)。季節商品や動きの遅い商品を扱うセラーは、在庫管理の見直しが急務です。

カテゴリ別の販売手数料率一覧【2026年最新】

Amazonの販売手数料率は、商品カテゴリごとに8%〜15%の範囲で設定されています。2026年4月の改定で全カテゴリに+0.4%が適用されました(750円超の商品が対象)。以下は主要カテゴリの手数料率一覧です。

カテゴリ 改定前 改定後(+0.4%)
家電・カメラ・パソコン 8% 8.4%
おもちゃ・ホビー 10% 10.4%
食品・飲料・ドラッグストア 10% 10.4%
ビューティー・スポーツ 10% 10.4%
ファッション(服・靴) 12% 12.4%
本・CD・DVD・ゲーム 15% 15.4%
DIY・工具・文房具 15% 15.4%

出典:Amazonセラーセントラル 2026年手数料改定フォーラム

上記は代表的なカテゴリの標準料率です。カテゴリによっては価格帯で料率が変わる場合があります。正確な料率はAmazonセラーセントラルの手数料ページで確認してください。

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月商別の損益シミュレーション

2026年4月のFBA手数料改定が利益に与える影響は、商品サイズと月商によって大きく異なります。配送代行手数料の値下げ対象(Standard 2a〜3)に該当するかどうかが、損益の分かれ目です。なお、以下は代表的な条件での簡易試算です。実際の手数料は商品のサイズ区分・カテゴリ・価格帯によって異なります。

月商100万円・小型商品セラーのケース

項目 月額影響
販売手数料+0.4%(月商100万円 × 0.4%) +4,000円
配送代行値下げ(Smallは据え置き) 0円
月間追加コスト +4,000円/月(年間48,000円)

小型商品(Small)は配送代行手数料の値下げ対象外のため、販売手数料の値上げ分がそのまま追加コストになります。

月商500万円・中型商品セラーのケース

項目 月額影響
販売手数料+0.4%(月商500万円 × 0.4%) +20,000円
配送代行値下げ(約1,430点 × 38円) -54,340円
月間コスト削減 -34,340円/月(年間約41万円削減)

中型商品(Standard 2a〜3)は配送代行手数料の値下げ恩恵が大きく、販売手数料の値上げを上回るコスト削減が見込めます。平均単価3,500円・月間約1,430点出荷を想定しています。

月商1,000万円・大型商品セラーのケース

項目 月額影響
販売手数料+0.4%(月商1,000万円 × 0.4%) +40,000円
配送代行値下げ(Oversizeは据え置き) 0円
長期在庫追加手数料(50点 × 20円) +1,000円
月間追加コスト +41,000円/月(年間約49万円)

大型商品(Oversize)は配送代行の値下げ対象外で、高単価(平均15,000円)で月商が大きいため販売手数料の増額も大きくなります。長期在庫を50点保有する場合、年間約49万円の追加コストになります。

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FBA手数料を最適化する5つの対策

FBA手数料を最適化する対策は、在庫管理の効率化、サイズ区分の最適化、価格戦略の見直し、配送方法の併用、広告ROIの改善の5つです。手数料改定の影響を最小限に抑え、利益率を維持・向上させましょう。

  • 在庫回転率を上げて長期在庫追加手数料を回避する ── 月1回の在庫棚卸しを実施し、12か月以上動いていない商品は返送・廃棄・値下げセールのいずれかで処理します。在庫日数を180日以内に保つことが目安です
  • FBA小型軽量商品プログラムを活用する ── 1,000円以下・小型・軽量の商品はFBA小型軽量プログラムの対象です。通常のFBA配送代行手数料よりも大幅に安い料金で配送できるため、低価格帯の商品には必ず検討しましょう
  • 配送代行手数料が下がったサイズ帯に商品を最適化する ── Standard 2a〜3(20〜80cm、5kg以下)は平均38円の値下げが適用されています。パッケージサイズや梱包を見直して、値下げ対象のサイズ区分に収まるよう調整しましょう
  • 販売価格を適切に見直す ── 販売手数料の+0.4%分を価格転嫁するか、利益率の再計算を行います。競合価格との兼ね合いを見つつ、Amazon検索上位表示の施策で販売数を増やすことも有効です
  • 自己発送とFBAを組み合わせて最適化する ── 大型商品や低回転商品は自己発送に切り替え、FBAは高回転の中型商品に集中させることで、トータルの手数料負担を最適化できます

よくある質問

Q. FBA手数料は全部でいくらかかる?

A. FBA手数料の総額は、販売手数料(売上の8〜15.4%)、配送代行手数料(1点222〜5,625円)、在庫保管手数料(月額・体積基準)、長期在庫追加手数料(12か月超は月20円/点〜)の合計です。

たとえば販売価格3,000円・販売手数料率10.4%・配送代行手数料410円の中型商品の場合、1点あたりの販売手数料+配送代行手数料の合計は約722円(売上の約24%)になります。

Q. 2026年のFBA手数料改定はいつから適用される?

A. 2026年のFBA手数料改定は、配送代行手数料の値下げと販売手数料の値上げが2026年4月1日から、長期在庫追加手数料の新設が2026年4月15日からそれぞれ適用されています。

Q. 販売手数料の+0.4%はすべての商品に適用される?

A. 販売手数料の+0.4%は、商品1点あたりの売上が750円を超える場合に適用されます。750円以下の商品は従来の手数料率が維持されます。ただしメディア・Amazonデバイス用アクセサリ・TVゲーム&ゲーム用アクセサリの3カテゴリは売上額にかかわらず+0.4%が適用されます。

Q. 長期在庫追加手数料を避ける方法は?

A. 長期在庫追加手数料を避けるには、在庫日数を12か月(365日)以内に保つことが必要です。具体的には、月1回の在庫レビューで動きの遅い商品を特定し、値下げセール・返送・廃棄で在庫を整理します。Amazonの「在庫健全性ダッシュボード」で在庫日数を常にモニタリングすることが有効です。

Q. FBAと自己発送はどちらが費用を抑えられる?

A. FBAと自己発送のどちらが安いかは商品サイズ・出荷量・回転率によります。中型・高回転の商品はFBAの方がPrime対応による売上増を加味するとトータルで有利です。大型・低回転の商品は自己発送の方がコストを抑えやすい傾向があります。両者の併用が最適解になるケースも多いため、Amazon運用のプロに相談して判断することをおすすめします。

Amazon運用はfunnelにご相談ください

FBA手数料の改定により、利益率の管理はこれまで以上に重要になっています。手数料構造を正確に把握し、商品ごとに最適な配送方法と価格設定を行うことが収益改善の第一歩です。

funnelでは、Amazon運用代行として150社以上のEC事業者を支援してきた実績があります。FBA手数料のシミュレーションからAmazon広告の最適化まで、データに基づいた運用改善を提案します。

こんな方におすすめです:

  • FBA手数料改定の影響で利益率が下がっている
  • 商品ごとの手数料シミュレーションができていない
  • 長期在庫の管理に手が回っていない
  • Amazon広告のACoSが高止まりしている

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※本記事の情報は2026年8月時点のものです。最終更新:2026年8月6日